トップ > 防災・安全・安心 > 防犯・交通安全 > 公安委員会 > 会議録 > 令和4年 > 令和4年3月10日開催の宮崎県公安委員会会議録

掲載開始日:2022年7月1日更新日:2022年7月1日

ここから本文です。

令和4年3月10日開催の宮崎県公安委員会会議録

開催日時

令和4年3月10日(木曜)13時~15時50分

出席者

公安委員会

島津久友委員長、江藤利彦委員

警察本部

警察本部長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長

第1議事の概要

報告

宮崎県留置施設視察委員会の活動結果について

警務部長から

  • 目的、会議の開催日、視察日及び視察場所、被留置者との面接人員、署長に対する主な意見と措置状況、視察委員会の総括意見、視察の状況

について報告があった。
委員が、「視察委員会の指摘を受けて、しっかりとした対応がなされていると感じた。今後、建替が予定されている警察署においては、今回の留置施設における改善事項を反映した施設としていただきたい。」旨発言した。

事務職員の初任教養強化方策について

警務部長から

  • 目的、方策、実施期間、教養体制イメージ、留意事項

について報告があった。
委員が、方策の「人事配置」に関して「初任科修了後、警察本部集中管理への配置については、来年度が初めての試みであるのか伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から、「これまで初任科修了後は、警察署配置となっており、初任科修了後に警察本部集中管理への配置については、来年度が初めてである。」旨の説明を受けた。
委員が、方策の「人事配置」に関して「一般職員が警察官の業務を把握することを考慮すれば、本部配置より警察署配置の方が好ましいのではないか伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から、「委員の御指摘もごもっともであるが、警察署での当直勤務や未経験業務への不安を考慮して、採用後の1年間は警察本部への配置としたものである。」旨の説明を受けた。

みなす管内居住者の試行運用について

警務部長から

  • 居住地規制にかかる運用要綱、みなす管内居住者の試行運用、試行内容、試行期間、緩和による効果、参考

について報告があった。
委員が、みなす管内居住者の試行運用の「みなす管轄居住者」に関して「現体制における『みなす管内居住対象者』の人数について伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から、「令和3年4月現在において583名中、8名が該当している。内訳所属は、高岡署、西都署、高鍋署、延岡署において、それぞれ2名程度である。」旨の説明があった。

ストーカー事案・配偶者からの暴力事案の現状と対策について

生活安全部長から

  • ストーカー事案の現状、配偶者からの暴力事案の現状、対策

について報告があった。
委員が、ストーカー事案の現状の「相談件数」、配偶者からの暴力事案の現状の「相談件数」に関して「本県のそれぞれの相談件数は、全国の相談件数からすると多いのか少ないのか伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から、「それぞれの相談件数は、人口10万人あたりの相談件数としては、双方とも九州で一番高い数値である。本県では事案の急展開を考慮し、各相談者の安全確保を最優先とした措置を執り、ストーカー事案やDV事案として大きく捉えて対応しているので、九州管内で高い相談受理件数となっている。」旨の説明を受けた。
委員が、「人身安全関連事案に関して、本県においては、被害者等の安全確保を最優先とした対応が重大事案の未然防止につながっていると感じた。」旨発言した。

児童虐待事案の現状と対策について

生活安全部長から

  • 児童虐待事案の現状、対策

について報告があった。
委員が、「児童相談所との連携のほか、学校や保育の現場との連携強化についてもお願いしたい。」旨発言した。

令和4年度宮崎県警察嘱託警察犬審査会の実施結果について

刑事部長から

  • 実施日・場所・審査科目、部外審査員、受審頭数及び指導士数、審査会実施結果、参考事項

について報告があった。
委員が、「昨年一年間の警察犬の出動件数について伺いたい。」旨質問したところ、刑事部長から、「昨年一年間の出動件数は、81件であった。内訳として、認知高齢者の行方不明者捜索活動が51件、その他の行方不明者捜索活動が25件、強盗事件等の被疑者捜索活動が5件であった。」旨の説明を受けた。

安全運転管理者等による運転前後のアルコールチェックについて

交通部長から

  • 法改正の背景、改正内容、周知方策

について報告があった。
委員が、「今回、道路交通法施行規則が改正され、安全運転管理者等による運転前後のアルコールチェックが業務化されたが、事業所のほか、県民が一体となった飲酒運転の根絶に取り組んでほしいと感じた。」旨の発言をして、交通部長から、「県内の安全運転管理者未選任事業所に対しても、事業主等による運転前後のアルコールチェックに向けた取組を徹底していく。」旨の説明を受けた。

その他

生活安全部長から、

  • 本年2月における110番受理状況について「本年2月中の110番通報については、昨年の2月と比較すると、マイナス7.5パーセント減少している。通報内容では、喧嘩口論が30件で昨年と比べ13件の増加、酔っ払い通報が3件で11件減少しているが、酔っ払い通報の減少については、本年1月21日以降、まん延防止等重点措置が取られており、県民の「飲酒の機会」が、減少したことによるものと考えられる。」旨の発言があった。

生活安全部長から、

  • リモートによるサイバーセキュリティカレッジの開催状況について「令和3年中、小学校等に対するリモートによるサイバーセキュリティカレッジを3回、224名に対して実施している。サイバー犯罪対策課では、リモート開催についても案内しているが、学校等においては「感染防止対策を実施しているので、対面型での開催をお願いしたい。」旨の依頼が大半を占めている。コロナ禍において、学校等のリモート設備も充実していることから、引き続き、リモートによる開催についても案内していく。」旨の発言があった。

交通部長から、

  • 外国人向け自転車の交通ルールのチラシの活用状況等について「8月の公安委員会において、外国人向け自転車の交通ルールのチラシの作成について報告を行なった際、委員より『作成後の留学生が在学する学校へのチラシ配布や周知状況についての検証報告の実施』についての指摘を受けたが、これまでの周知状況としては、県内の全大学に対する資料・データ提供、外国人に対する交通安全教室における言語に応じたチラシ配布、県警ホームページに掲載された『外国人に向けた交通ルール』の閲覧向上に向けて、事業所窓口に県警ホームページQRコード入りチラシ設置等を実施している。今後も引き続き、外国人の交通マナー向上に向け取り組んで行く。」旨の発言があった。

警備部長から、

  • 警護情勢について報告があった。

委員が、埼玉県で発生した医師の猟銃殺害事件発生を受けて「猟銃許可の申請時に精神科医の診断書提出がなされるが、そのチェック機能について伺いたい。また、許可所持者の適正使用に関するチェック機能について伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から、

  • 「新規や更新時の所持許可申請においては、精神科医の診断書提出を受け、厳格な審査を実施している。また、警察活動において認知した傷害、DV、ストーカー等の事案や警察安全相談の関係人についても、銃砲所持者であるか否かの確認を即時に行なっており、不適格者の早期排除に努めている。今後も的確に所持不適格者の排除に努めていく。」旨の説明を受けた。

本部長から、

  • 「来週から新体制になるが、新体制後においても、しっかり業務が推進できるよう引継ぎの徹底について指示している。」旨の発言があった。

各委員が、令和4年春の人事異動に伴い、現体制での最後の公安委員会定例会に当たって、「刑法犯や交通事故死者数の減少、汚職事件の摘発等、この1年間で大きな成果を挙げていただいた。この度、退職される幹部に対して感謝を申し上げると共に残られる幹部については、今後も宮崎県の治安向上のための警察組織運営にそれぞれの立場で御尽力いただきたい。」旨の発言をした。

第2意見の聴取・聴聞

運転免許課長から、運転免許の行政処分に関し、被処分者の出欠状況、点数制度に基づく基本量定、意見の聴取結果等の報告があり、公安委員合意でそれぞれの処分を決定した。

第3決裁

  1. 公安委員会に対する苦情受理について(総務課)
  2. 苦情申出に対する調査結果について(総務課)
  3. 宮崎県警察の管轄に属する警察署の交番・駐在所の名称、位置及び所管区を定める規則の一部改正する規則について(警務課)
  4. 押印等の見直しに係る公安委員会規則・規程の一部改正について(警務課)
  5. 銃砲刀剣類所持等取締法許可取消し処分に対する審査請求の受理について(生活環境課)
  6. 公安委員会の意思決定について(交通規制課)
  7. 宮崎県道路交通法施行細則の一部改正について(交通規制課)
  8. 審査請求に対する弁明書について(運転免許課)

お問い合わせ

宮崎県公安委員会  

〒880-8509 宮崎県宮崎市旭1の8の28