2.人口のうごき
人口の動態
- 本県の総人口は、昭和46年(104万7千人)を境に増加基調に転じ、転出数の大幅な減少などを背景に昭和50年代前半まで高い伸びを示しました。
- その後、人口増加率は低下を続け、県人口は、平成8年(117万7千人)をピークに減少傾向にあります。
- 自然動態をみると、自然増加数(出生数-死亡数)は、出生数の減少に伴い、昭和55年以降は減少傾向にあり、平成15年には自然減に転じています。
- 社会動態は、昭和57年以降、転出超過に転じた後、平成5~6年には転入と転出がほぼ同数となりましたが、平成7年以降、再び転出超過が続いています。
人口の社会自然動態(平成28年)
総人口 |
県外転入者数 |
県外転出者数 |
出生者数 |
死亡者数 |
109.6万人 |
19,899人 |
23,634人 |
8,971人 |
13,442人 |
(資料:「宮崎県の人口」)
年齢(3区分)別人口の推移
- 本県の65歳以上人口は、昭和40年の7万7千人から平成28年には32万9千人と約4倍に増加しており、全国より早く高齢化が進んでいます。
- 平成8年以降は、65歳以上の人口割合が14歳以下の人口割合を上回る状況となっています。
(資料:「国勢調査報告」「人口推計」「宮崎県の人口」)

高齢化率と合計特殊出生率の推移
- 高齢化率は、昭和40年の7.1%から、平成28年には30.3%に増加しています。
- 合計特殊出生率(1人の女性が生涯に何人の子供を生むかを示す指標)は、昭和40年の2.30から、平成28年には1.71に減少しています。
- 平成28年の合計特殊出生率は全国平均1.44を大きく上回っていますが、現在の人口を維持するために必要な水準2.07を下回っています。
(資料:「国勢調査報告」「宮崎県の人口」「人口動態統計」)

宮崎県の高齢・年少人口予想
- 高齢人口は、平成22年の約29万1千人から、平成52年には約33万4千人に増加すると予想されています。
- 年少人口は、平成22年の約15万9千人から、平成52年には約10万2千人に減少すると予想されています。
(資料:「国勢調査報告」及び国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)」)
