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掲載開始日:2022年7月21日更新日:2022年7月21日

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正面玄関ホール展示コーナーを更新しました(7月:土壌環境部)

総合農業試験場管理棟正面玄関を入って左の試験研究情報展示コーナーは、各部・各支場の取り組み内容を紹介しています~

土壌環境部の研究紹介

7月は土壌環境部の試験研究の取組について展示しています。

展示

土壌環境部では、

  • より低コストで効率的な施肥管理技術の開発
  • 土壌・植物体の簡易診断技術の開発
  • 農耕地土壌の実態把握など

土壌と農作物、肥料に関する研究に取り組んでいます。

7月の展示コーナーでは、土壌環境部が力を入れて取り組んでいる養液栽培の試験等を紹介しています。

 

養液栽培とは、肥料(作物に必要な養分)を、水に溶かした液肥だけで栽培する方法です。

本県が日本一の生産を誇るキュウリを養液栽培することで、増収が期待されます。しかし、キュウリの養液栽培に適した肥料の組成は明らかになっておらず、キュウリの養液栽培の施肥技術は完成していません。そこで土壌環境部では、キュウリの好む肥料の配合を明らかにし、キュウリ養液栽培用の低コスト肥料を作ることを目的に研究を行なっています。

養液栽培

土壌環境部がオリジナルで作成した養液栽培システム(昨年度の培地を使わない水耕栽培では、高温時に根域の溶存酸素が低下し、根の活性が下がったため、今年度は固形培地栽培に改善しました。展示場は光が弱いので、弱光条件下でも生育できるミョウガを展示しています。)

その他、土の水分が作物に吸収されやすいかを判断するときに使うpFメーターの展示や、土壌の水はけ(透水性)の測定方法を実践するコーナー、様々な肥料・土壌サンプルも展示しています。

pF

pFメーター

透水係数

透水性の測定(実際に水を入れて、透水性の違いを測定することが出来ます)

土壌サンプル

土壌サンプル

 

また、土壌環境部で開発された有機質肥料の肥効予測システムのパネル展示等も行なっています。農業試験場にお越しの際は、是非ご覧ください。

お問い合わせ

宮崎県総合農業試験場   担当者名:田上

〒880-0212 宮崎県宮崎市佐土原町下那珂5805

ファクス:0985-73-2127

メールアドレス:sogonogyoshikenjo@pref.miyazaki.lg.jp