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掲載開始日:2025年11月7日更新日:2025年11月7日

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令和7年度「知事との本音トーク」地域版(第6回)

内容

開催日時など

開催日時

令和7年10月8日(水曜日)午後1時30分から午後3時まで

場所

宮崎市民プラザ4階大会議室

テーマ

宮崎市の将来像・魅力

参加者

宮崎市の皆さん11人

本音トークの内容

知事挨拶

  • 本日は、「知事との本音トーク」に御参加いただき、感謝申し上げる。県政推進においては、「対話と協働」を重視し、県民の皆様との意見交換を通じて、そのフィードバックを県政に反映する取組をおこなっている。平日の日中という皆様大変お忙しい中、御参加いただき、心から感謝を申し上げる。
  • 宮崎市の中でも今回は青島地域の方々に集まっていただいた。青島は県を代表する観光地であり、近年はサーフィン人気も相まって移住にも繋がっている。青島は、とても活気のある地域だと思っている。一方で、良いことの反面、急速な変化に伴う様々な地域の課題も出てきているのではないかと考えている。本日は青島地区、宮崎市の将来像や魅力が県全体の発展に繋がるという思いのもとで、話ができることを楽しみにしている。

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本音トークの様子

本音トークの様子1

本音トークの様子2

本音トークの様子3

本音トークの様子4

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主な意見など

宮崎市の将来像・魅力

  • 高千穂町と都城市でホテルを経営しており、2019年には高千穂町での宿泊者数が20万人を突破した。青島では、12,000平方メートルの土地を取得して新たにホテル開業を予定している。現在、宮崎市の年間宿泊者数は250万人であり、うち青島地区は40万人である。これを宮崎市350万人、青島60万人にしたいと考えている。青島や宮崎市の観光振興に関して、県と宮崎市が協業して取り組んでいることや民間に対して期待していることがあれば教えて欲しい。
  • 青島でシェアハウスとゲストハウスを運営している。お客さんの中にピックルボールをしている方がいて、オープンプレイといって仲間内ではなく、コートに集まった人で試合等を楽しむという形式がある。青島周辺には宮崎県総合運動公園があり、プロスポーツや団体の使用が中心であるが、使用がない場合にピックルボールに限らず、オープンプレイができる場所として解放してはどうかと考えた。観光に来る方等も用具さえ持ってくれば地元の方と楽しめるという環境作りが関係人口増加に繋がると考えた。協力的な市民団体には優遇措置を設けたり、アプリ等で参加可能日時等がわかる仕組みを取り入れたりすると面白いと考えた。
  • 県外で10年程過ごしてUターンして青島で働いている。青島の開発が進んで驚いたところであり、県外客からも青島を褒めていただくことが多い。ホテルでは、繁忙期と閑散期の差が大きいと感じている。また、雨が降った際に市の中心部と距離が離れているという課題があるため、総合運動公園でのイベント実施や青島までの二次交通の拡充を図って欲しい。
  • 青島の県外客の繁忙期は、夏場の7~9月に集中しており、10月から閑散期となってくる。涼しくなった秋のシーズンもおすすめであるため、アピールできるとよいと考えている。
  • 青島はタクシーがいないこともあり、中心部や空港へのアクセスが不便という理由で宿泊が敬遠されることがある。青島には観光としての二次交通としてトゥクトゥクがあるが、海外に目を向けるとサンフランシスコのケーブルカーやハワイのワイキキトロリー等、本源的需要としての交通があり可能性を感じている。
  • インバウンドへの対応として宮崎県には地域通訳案内の制度がない。地域通訳案内士を検討してほしい。地域通訳案内士は言葉の翻訳に留まらず、宮崎県のアクティビティや観光を紹介できる。また、法改正により送迎も可能となってきており、交通の個別需要も満たすことができると期待している。
  • 2019年にISAワールドサーフィンゲームズが宮崎で開催されて、宮崎と言えばサーフィンというイメージが定着した。県外に出た方が、宮崎出身という話をした際にサーフィンをしているのか聞かれ、帰省の際に習いに来るケースも多い。県内8箇所にライブカメラを設置して波の状況をインターネットで発信している。波の様子だけではなく、青島見える化計画として、青島にライブカメラを設置して発信することができればと考えている。観光として、どこに行く、誰に会いに行くという目的になると思う。また、カメラがあることで安全対策の向上にもつながると考える。
  • まちづくりの中で、関係人口構築プランという計画をたてデジタル住民権を発行する取組をしている。全国初の取組である。第1期として300人が購入いただきまちづくりの収益となっている。バーチャル青島を作って、神社参拝もできる。青島DAOというものを作ってコミュニティを形成できる。購入者は県外の方でもコミュニティの中で意見をいただくことができ、地元とも共有して住みやすいまちづくりを目指している。
  • 年間を通してパイナップルや県内産のフルーツを販売しているが、物価高騰によりパイナップルの仕入れ値が上がっている。地球温暖化により静岡県ではアボカドのブランド化に着手したということを耳にした。宮崎県でもパイナップルの産地化、ブランド化を検討してはどうかと考えた。
  • 青島の課題は繁忙期と閑散期の差と滞在時間の短さと感じている。観光コースだと青島神社を参拝してすぐに帰ってしまう。青島には海、神社、亜熱帯の植物、景色や神話、地元の食文化等、唯一無二のものがあるため、滞在したくなるまちづくりを進めることが地域の活性化に繋がると考えている。福岡県の糸島や熊本県の黒川温泉等成功している地区を参考にし、アート、食やスポーツ体験、宿泊を融合して、青島全体で五感を感じる青島、宮崎市という町にしたい。
  • 一般的にサーファーはローカリズムを築き、他の地域のサーファーを排他的にするという文化がある。しかし、青島に関しては、ビギナーやビジター向けの海であり、地元のサーファーはそれを受け入れる許容力を持たなければならないという精神を持って活動してきた。ビギナーやビジターに優しい海ということをアピールして、県外や世界の人達に伝えることが大切だと考える。
  • 一方で串間市の永田というサーフィンポイントがあるが、世界トップクラスの波がやってくる。多くの経験を積み技術をもった数パーセントのサーファーでないと乗ることができないようなポイントも存在する。動画等で配信されサーファーの人気を得て海のブランド化しているのはこれらの乗ることが難しいポイントである。こういったポイントは国土保全のため、消波ブロックが設置されることが多い。千葉県では、国際サーフィン保護区に登録しようとしている動きがあると聞いている。宮崎県行政として国土保全も大切であると思うが、サーフポイントの環境保全についても両立することを考えて欲しい。
  • 宮崎市の補助金を活用して地域食堂を始めた。子供たちを地域で見守る温かい場所を作りたいという思いで活動を始めたが、当初集まってくれたメンバーで7年続いている。青島は宮崎市の中でも特別感を感じる地域と感じている。地域の祭りや熱量のある人や店、商業者や宿泊所があり、移住者も増えている。さらに地域がまとまり横の繋がりが増えるような町になるとよいと考えている。
  • 青島は、自分の幼少期はこどもの国等を訪れた記憶が残っている。現在は、サーフィンをはじめ大人が楽しめるスポットは充実していると考えるが、子ども向けの施設が少ないと感じている。こどもの国の復活等子どもも楽しめる青島であるとよいと考える。

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知事総括

  • 県においては青島に関し、県有地の活用や市への支援等について、いかに誘客に結びつけるかという話を市とは随時実施している。青島がサーフィンを含めてにぎわいを持っている中で、国内だけでなくインバウンドの誘客について都市部と比べると伸ばす余地が十分にあると考えている。
  • 宮崎を訪れた方が気軽にスポーツを楽しめる環境づくりは面白い視点と考える。宮崎県総合運動公園についても、今後整備できる土地もあるため、様々な御意見を聞きながら活かしていきたいと考えている。
  • 宮崎県全体では野球、サッカー等のキャンプやゴルフのハイシーズンが繁忙期であり、6~8月が閑散期であるが、青島地域では繁閑期の時期が異なる。サーフィン等を含めたマリンスポーツが底上げとなっていると考えられる。
  • ワールドサーフィンゲームズやツール・ド・九州等のスポーツイベントではネット配信なされるため、大きな発信力を持つと考えている。ネット配信による見える化というのは大きな視点である。地域振興や情報発信に結びつけられると考える。
  • サーフィンは宮崎の強みや魅力である。サーフィン利用者にも配慮した海岸の保護を進めていきたい。また、青島のサーファーが県外や海外に向けてオープンな環境作りを進められていることは大変ありがたい。今後、さらに人気が高まるとインバウンド等の増加により混雑し始めるという課題が生じかねないため、地域の皆さんの声も大事にしながら受入れ体勢を整える必要があると考える。
  • 子どもが楽しめる地域づくりは大切な視点と考える。また、雨の日に楽しめるところがないことは青島に限らず県全体の課題である。室内に木製の遊具のある施設等もできており、子どもが楽しめる場所がもっとできれば、家族連れによる経済効果の拡大やさらなる発展に繋がると考える。
  • 本日は皆様から宮崎市、青島の魅力や将来像等、それぞれ大事なポイントを話していただいた。青島に留まらず宮崎市、県全体にも通じるようなヒントをいただいた。これからも様々な分野の率直な声をいただきながら、宮崎市とも連携して取り組んでまいりたい。

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