掲載開始日:2021年8月18日更新日:2025年8月25日
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全国労働衛生週間は、労働者の健康管理や職場環境の改善など、労働衛生に関する国民の意識を高め、職場での自主的な活動を促して労働者の健康を確保することを目的としたもので、昭和25年に第1回が実施されて以来、今年で第76回目を迎えます。
一般定期健康診断の結果によると、宮崎県においては、脳・心臓疾患につながる「血中脂質」「血圧」「血糖」「心電図」の項目をはじめ、何らかの所見を有する労働者の割合が令和5年から1.4%増加し、全国平均値59.4%を超える60.6%となっており、注意が必要です。
また、過労死等事案の労災認定件数は、令和6年度に全国で1304件となっており、このうち、精神障がいによる労災認定件数は1057件と過去最多となっていることから、メンタルヘルス対策をさらに強化していく必要があります。
このほか、特別則の規制対象となっていない化学物質による労働災害の増加や、石綿含有建材を用いて建設された建築物の解体工事が2030年頃にピークを迎えることなどを踏まえた法改正が行われ、順次施行されているところです。
労働者の健康確保を図るためには、本週間を契機に各事業場が必要な安全衛生情報を収集し、労働衛生活動を推進するとともに、労働者自らも職場の健康管理活動の中から自身の健康状況の把握と改善に努めることが重要です。
上記のような背景を踏まえ、本年度は、
「ワーク・ライフ・バランスに意識を向けてストレスチェックで健康職場」
をスローガンに、以下の期間に実施されます。
本週間「10月1日から10月7日まで」
準備期間「9月1日から9月30日まで」
全国労働衛生週間を契機として、それぞれの職場で、労働衛生意識の高揚を図り、自主的な労働衛生管理活動を進め、誰もが安心して健康に働ける職場環境を築きましょう。
全国労働衛生週間に関するお問合せ先は、宮崎労働局労働基準部健康安全課(電話0985-38-8835)になります。
商工観光労働部雇用労働政策課
〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号
電話:0985-26-7106
ファクス:0985-32-3887