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掲載開始日:2019年2月19日更新日:2023年5月24日

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麻しん(はしか)の感染に注意しましょう!

令和5年5月現在、日本国内で麻しんが発生しています。

  • 令和5年5月現在、日本国内において、茨城県、東京都で麻しんの発生が確認されています。
  • 海外において麻しんが流行しており、海外渡航者の輸入症例、及び、国内伝播による発症が疑われます。
  • 今後、更なる輸入症例や国内における感染事例が増加する可能性があります。ご注意ください。

 


麻しんは感染力が強く、免疫のない人が感染を受けるとほぼ100%発症すると言われています。

流行地を訪れたのち、麻しんを疑う症状が現れた場合、必ず事前に医療機関に連絡の上、受診の時間や方法を確認し、速やかに受診してください。受診の際は、公共交通機関等の利用を避けてください。

また、海外渡航後に発熱・発疹等があった場合も同様の対応をお願いします。
詳しくは、以下のホームページをご覧ください。

麻しんとは

しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。

染力は強く、免疫が持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると、一生免疫が持続すると言われています。

感染経路

気感染、飛沫感染、接触感染でヒトからヒトへ感染が伝播します。

症状

  • (1)カタル期(2~4日)
    38度前後の発熱、咳、鼻水、くしゃみ、目やに、結膜充血などがみられ、熱が下がった頃に頬粘膜に白い水疱(コプリック斑)が出現します。
  • (2)発疹期(3~4日)
    一度下がった発熱が再び高熱(39~40度)となり、特有の発疹が耳の後ろ、首、顔、体幹、上肢、下肢の順に広がります。
  • (3)回復期(7~9日)
    熱が下がり、発疹も消失する。
    • 肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
    • その他合併症として、10万人に1人の程度と頻度は高くありませんが、麻しんウイルスに感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することもあります。

予防

麻しんは感染力がとても強く、空気感染するため、手洗いやマスクの着用のみで予防はできません。

麻しんの予防には予防接種が最も有効です。

また、麻しんの患者さんに接触した場合、72時間以内に麻しんワクチンの接種をすることも効果的であると考えられています。

定期接種の対象者だけではなく、医療・教育関係者や海外渡航を計画している成人も、麻しんの罹患歴や予防接種歴が明らかでない場合は、接種を検討してください。

麻しんの予防接種

麻しんは有効な治療薬はなく、あらかじめ定められた期間に予防接種を受けることが大切です。現在は、麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)により抗体を獲得することが一般的です。

  1. 予防接種法に基づく定期予防接種の対象者の方は、無料で接種できます。
    • 第1期:1歳
    • 第2期:小学校入学前の1年間
  2. 定期予防接種の対象でない場合は、任意接種(有料)となります。
    また、妊婦の接種はできません。
  3. 10代や成人の方で2回接種を受けていない場合、海外渡航前に予防接種を受けることを検討してください。定期予防接種の対象でない場合は、任意接種(有料)となります。

麻しんが疑われる場合の対応

麻しんが疑われる症状が出現した場合は、医療機関を受診する前に電話連絡を行い、受診の時間等を確認の上、受診するようにしてください。

その際は、約10日から12日前の行動を思い出し、特に麻しん患者との接触があった場合、海外や麻しんの発生が確認されている場所に行なっていた場合などには、その情報も伝えましょう。

た、その場合は、公共交通機関を利用しないようにするとともに、できるだけ外出を控えるようにしてください。

だし、呼吸困難やけいれんなどの症状がみられる場合は、早めに主治医に相談しましょう。

参考:学校保健安全法

しんは、学校保健安全法における第2種の感染症とされており、解熱した後3日を経過するまでは出席停止となっています。

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お問い合わせ

福祉保健部薬務感染症対策課感染症対策担当

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-26-7336

メールアドレス:yakumukansensho@pref.miyazaki.lg.jp