指定希少野生動植物の概要（ヤマネ）

名称

学名

Glirulusjaponicus

科名

ヤマネ科

宮崎県カテゴリー

絶滅危惧2類

重要度

A

環境省カテゴリー

-

分布

県外：本州、四国、九州県内：椎葉村、日之影町、高千穂町、西米良村、延岡市北川町、大崩山系、綾町、日南市北郷町、宮崎市など

生息環境

一般に高地山岳の天然林内に生息する。生態についての研究が不充分で、今後の調査が必要。

生息状況

高地山岳地に生息するが、最近では低山地でも発見され、杉の造林地でも発見されたこともある。近年、生息状況に変化がみられている。

減少の主要因

天然林の伐採など生息地の環境悪化が原因。

選定の理由

国の天然記念物であるが、近年、集材所等の木材から発見されることが多く、本来の生息地での発見が少ないので、生息数が減少していると考えられ、保護が必要。

特記事項

国の天然記念物

保護対策指針

1. 生息状況等の調査
   • ヤマネについては、生息地及びその生態についての詳しい状況が分かっていないので、その調査を行なう必要がある。
2. 発見個体の適切な対応
   • 最近、各地の集材所等で個体が発見されており、発見された場合の適切な対応が必要
3. 普及啓発
   • 国の天然記念物であるが、保護の認識が低いので、更なる普及啓発が必要

関連するページへのリンク

• 宮崎県野生動植物の保護に関する条例第11条指定希少野生動植物について
• 宮崎県野生動植物保護基本方針