宮崎県季刊誌「Jaja」じゃじゃ

 

Jajaバックナンバー

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神話の高千穂建国まつり

2月11日 高千穂町三田井・市街地
問い合わせ●神話の高千穂建国まつり実行委員会(高千穂町企画観光課内)
0982ー73ー1212

神話の高千穂建国まつり

天孫降臨伝説の地・高千穂町で毎年2月11日(建国記念の日)に行われている。約800人が古代衣装に身をつつみ、神様に扮(ふん)してのパレードが見もの。高千穂神社からくしふる神社までの約2キロメートルの道のりを、大勢の「神様」たちが練り歩く。祭り当日はパレードのほか、伝統芸能の披露やだご汁のふるまい、バザーなども行われ、町は祭り一色となる。

 

座論梅(ざろんばい)梅まつり

2月上旬 新富町湯之宮・座論梅
問い合わせ●新富町 まちおこし課 0983ー33ー6029

座論梅(ざろんばい)梅まつり

新富町にある座論梅は樹齢600年といわれる梅の古木で、昭和10年に国の天然記念物に指定された。一本の木が地を這うように広がった梅園は、その樹形も珍しく、古木の風格がある。江戸時代、佐土原と高鍋の両藩で梅園の所有を争った時、ここに座って論議したことから「座論梅」という名がついたといわれる。開花時期に合わせ、例年2月上旬頃の日曜日に開かれる祭りは、露天やイベントでにぎわう。

 

安井息軒梅まつり

2月11日 宮崎市清武町加納・安井息軒旧宅、きよたけ歴史館
問い合わせ●清武町観光協会 0985ー85ー6556

安井息軒旧宅
安井息軒旧宅/息軒が生まれ、飫肥「振徳堂」に赴任する天保2年まで生活。昭和54年に国の史跡に指定。

安井息軒江戸時代末期に活躍した儒学者で、陸奥宗光など多くの門人を育てた安井息軒(そっけん)の旧宅と、その向かい側にある「きよたけ歴史館」を会場に、梅が咲く毎年2月11日に行われる。当日は野点(のだて)などが行われ、文化団体による日本舞踊や和太鼓、大正琴なども披露される。
写真左)明治を担う多くの俊英を育てた大学者安井息軒

 

 

宇納間地蔵大祭

旧暦1月23〜25日※毎年2月中旬〜3月上旬 美郷町北郷区宇納間・全長寺
問い合わせ●美郷町企画情報課 0982ー66ー3603

宇納間地蔵大祭

古くから「火伏せ地蔵」として信仰を集めている美郷町北郷区の宇納間(うなま)地蔵尊。ご本尊の地蔵菩薩は、奈良時代の僧・行基(ぎょうき)が彫ったとされている。200年ほど前に江戸に大火事が発生した時、当時の延岡藩主の誓願に応えて大雨を降らせ、それを鎮火したことから「火伏せ地蔵」と呼ばれるようになった。

宇納間地蔵山門火にまつわるすべての災事に御利益があるといわれ、圏域の家庭の台所などには、必ずといっていいほど宇納間地蔵の御札が貼られている。地蔵堂にいたる365段の石段周辺には名産の宇納間備長炭などを売る店も立ち並び、閑静な山里は祭り一色ににぎわう。

 

 

綾雛山(ひなやま)まつり

2月下旬〜3月3日 綾町・中央商店街他
問い合わせ●綾町商工会 0985ー77ー0017

綾雛山(ひなやま)まつり

江戸時代に始まり、綾町北麓の梅藪(うめやぼ)地区が発祥の地とされている綾雛山。初節句のお祝いとして家の中に飾られていたものを、観光客にも見てもらおうと商工会女性部が町内中央通り商店街を中心に、綾町内の数カ所に雛山展示場を作り披露している。雛人形を中心に、巨木や古木、奇岩、輝石を飾りつけ、花木を持ち寄って、座敷には山の神が住む風景が再現されており、見ごたえ十分だ。

宮崎一村一祭