宮崎県グラフ誌「Jaja」じゃじゃ

 

Jajaバックナンバー

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近海カツオ一本釣り、日本一。
日南では新メニューが人気。

日南一本釣りカツオ炙り重
カツオの町の新メニュー、日南一本釣りカツオ炙り重。

近海カツオ一本釣りの漁獲量日本一の宮崎県。九州南西海域から宮崎沖、高知沖を経て三陸沖にいたる回遊ルートに合わせて船を出し、一本釣りで漁獲したものを数日で水揚げする近海カツオ一本釣りは、鮮度の高いおいしいカツオを供給する。

地元・宮崎らしいのは、ニンニクなどを添えたたたきよりも、むしろきれいな赤身の刺身が好まれることで、これは鮮度の高さの証明といえる。
最近、日南市の料理店で人気メニューとなっている「日南一本釣りカツオ炙り重」(写真上)は、オリジナルのたれに漬け込んだ切り身を七輪であぶって食べるもので、カツオのうまさに香ばしさが加わって人気を呼んでいる。

カツオめし
カツオめし/新鮮なカツオをオリジナルのタレで仕上げたカツオめし。日本有数のカツオ基地がある「港の駅めいつ」と「道の駅なんごう」の人気メニューだ。

みやざき犬


日本初の完全養殖に成功
高級食材として注目されるシロチョウザメ。

歯ごたえ野菜メランジェ 皮のカリカリ焼き添え
宮崎産シロチョウザメのカルパッチョ「歯ごたえ野菜メランジェ 皮のカリカリ焼き添え」。クセのない身はフレンチの素材としても、幅広く使えるという。

世界三大珍味の一つ、キャビアの親魚であるチョウザメの中でも、魚肉としての評価も高いシロチョウザメ。2004年、その完全養殖に国内で初めて成功した宮崎県水産試験場の技術を基に、県内では15の生産者が養殖に取り組んでいる。

2012年10月、福岡市内では、宮崎プロモーションの一環として、5人の料理人がシロチョウザメのうまさを引き出す料理を披露。その中心となった沖克洋さん(アトリエ・オキ オーナーシェフ)によると、「部位によってカンパチ、フグ、アンコウ、スッポンに似たいろんな味と食感がある。クセもなく、可能性を感じる素材」とのこと。

2013年より出荷が始まるキャビアと合わせて、宮崎のシロチョウザメが新しい高級食材として注目されている。

Atelier Oki オーナーシェフ 沖 克洋さん
Atelier Oki オーナーシェフ 沖 克洋さん