宮崎県グラフ誌「Jaja」じゃじゃ

 

Jajaバックナンバー

http://www.pref.miyazaki.lg.jp/

300箇所以上で伝承される神楽の宝庫、宮崎

ニニギノミコトの天孫降臨から、海幸彦・山幸彦物語、神武天皇の東征と
宮崎にはここが日本発祥の地であることを物語る数々の神話があり、
その神話にゆかりのある伝説の地が数多くある。
壮大なスケールをもつこれらの場所にも、宮崎の魅力がひそんでいる。

宮崎の神楽
天の岩戸に引きこもった天照大御神を引っぱりだそうと、アメノウズメノミコトが陽気な踊りを踊ったということが神楽の起源ともいわれている。

宮崎県を代表する民俗芸能のひとつが神楽である。この神楽には、山間部にみられる山の神に猪をささげる山の神楽をはじめ、田の神が登場する平地の神楽、釣りの所作をする海の神楽などがあり、様々だ。 

神楽は神社神道を基盤に全国に分布しているが、県内で神楽が伝承される集落は非常に多く、その数は300箇所以上という。 

高千穂町の「高千穂の夜神楽」、西都市の「米良神楽」(銀鏡神楽)、椎葉村の「椎葉神楽」、高原町の「高原の神舞」(祓川神楽と狭野神楽)と国の重要無形文化財に指定される4つの神楽のほか、県内で奉納される神楽に足を運び、幽玄の世界を感じてみたい。

天安河原
天安河原(あまのやすかわら)/天岩戸神社の西本宮から岩戸川を500mほど遡った所にある河原で、天照大御神が岩戸に隠れた際に八百万の神々が集まって相談した場所であると伝えられる。

国見ヶ岳の雲海
国見ヶ丘/晩秋から冬にかけて壮大な雲海を見ることができる国見ヶ丘。阿蘇、祖母山などを見渡せる眺望の地だ。