掲載開始日:2021年5月23日更新日:2023年5月28日

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宮崎県防災の日にあたって

県民の皆さまへ~宮崎県防災の日にあたって~

日頃から、本県の防災行政に御理解と御協力を賜り感謝申し上げます。

本県は、毎年のように大雨や台風等による自然災害が発生していることから、梅雨入り前の5月の第4日曜日を「宮崎県防災の日」と定め、県民みんなで防災について考え、災害に備える日としています。

近年の自然災害は激甚化・頻発化しています。本県でも、昨年9月の台風第14号では、人的被害の他、多数の家屋が浸水するなど県内各地に甚大な被害をもたらしました。また、今年に入り、今月には石川県で震度6強、千葉県で震度5弱、鹿児島県で震度5弱など全国各地で規模の大きな地震が続発しており、南海トラフ地震や日向灘地震が危惧されている本県にとって、決して他人事ではありません。

災害への対応は、自分や家族の命は自分達で守る「自助」、近隣住民や地域で助け合う「共助」、行政による救助・救援の「公助」の3つがあります。過去の災害の経験から、災害の規模が大きくなればなるほど、命を守るために「自助」や「共助」が大きな力を持つことが分かっていますが、いずれも事前の備えがなくては十分に機能しません。

県民一人一人が、日頃から、家具の固定や配置の工夫、早期避難に向けたハザードマップ・避難場所の確認、水や食料などの備蓄に取り組むとともに、地域の避難訓練や防災研修に参加するなど、平時の備えが不可欠です。
また、周りにも目を向け、一人で避難するのが難しい人がいたら、自分にできることはないか考え、支えてあげてください。

私達は、災害の発生を止めることはできませんが、事前に備え、支え合うことで被害を減らすことは可能です。

「宮崎県防災の日」は、自分や家族、地域をイメージし、いつ、どこで、誰と、どのように避難するのか考え、話し合う機会を持っていただきたいと思います。

県としましても、引き続き、国や市町村、自衛隊、警察、消防等の関係機関と連携を深め、更なる「公助」の充実に努めてまいります。

令和5年5月28日

宮崎県知事俊嗣

お問い合わせ

総務部危機管理局危機管理課防災企画担当

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