宮崎県季刊誌「Jaja」じゃじゃ

Jajaバックナンバー

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宮崎 みやざき

宮崎ブームの発信地、海と太陽とスポーツのまち

宮崎県庁
宮崎県庁/昭和7年(1932年)に建てられた県庁本館は、近世ゴシック様式の建物。
前庭には、県木のフェニックスやワシントニアパーム、ソテツ、アコウ、びろう樹などの
亜熱帯植物が植えられ、南国的な雰囲気を醸し出している。

太陽と緑の国・宮崎県。その観光のスタート地点となるのが、県庁所在地の宮崎市だ。東京から空路で1時間半の宮崎空港、大型フェリーが発着する宮崎港、JR宮崎駅、九州自動車道など、陸・海・空のアクセスの良さを誇り、近年は、第二次宮崎ブームといえるほどのにぎわいをみせている。その宮崎市で、かつてない人気となっているのが宮崎県庁。昭和7年に建てられた近世ゴシック建築の庁舎をめぐるツアーや、隣接する宮崎物産館の県産品などが人気を集め、多い日には5000人もの方が訪れている。

青島
青島/日南海岸観光のシンボル、青島は鬼の洗濯板と呼ばれる波状岩に囲まれた亜熱帯植物の島。

青島神社
古事記神話で知られる山幸彦(ヒコホホデミノミコト)を祭る青島神社には裸まいりが伝わる。

日南海岸観光ルートの入り口となる青島は、鬼の洗濯板と呼ばれる波状岩に囲まれた亜熱帯植物の島。周囲1・5キロメートルの島内は、絶好の散策コースだ。ほかにも、180度以上の水平線を望める堀切峠や、充実したアメニティを備えたサンビーチ一ツ葉、サーフポイントとして著名な木崎浜など、海を楽しむスポットは数多い。食の楽しみも宮崎市ならではで、中心繁華街の西橘通、中央通には特産の焼酎や鶏の炭火焼き、宮崎牛など宮崎の美味を満喫できるお店が集まっている。

市内観光スポット
左上)サンビーチ一ツ葉/みやざき臨海公園の一角にあるビーチ。シャワーなどの設備も充実。
右上)西橘通り/通称ニシタチは飲食店が建ち並ぶ繁華街。宮崎牛や鶏の炭火焼きなどの店も多い。
左下)朝市/樹齢100年以上の楠並木が250mほど続く。毎月第1、第3日曜日には朝市を開催。
右下)堀切峠/180度以上の海のパノラマが広がる絶景の地。
フェニックスの木陰で水平線の丸さを実感できる。近くの道の駅フェニックスも休憩ポイントとして人気。

プロスポーツのメッカ、宮崎

宮崎県総合運動公園など充実したスポーツ施設を備えた宮崎市は、スポーツキャンプのメッカだ。全国に球春の訪れを告げるプロ野球キャンプでは、宮崎県総合運動公園の読売巨人軍、宮崎市生目の杜運動公園のソフトバンクホークスとセ・パの人気球団がキャンプを張り、全国から大勢のファンが詰めかけている。

また、サッカーJリーグも鹿島アントラーズやアビスパ福岡、横浜F・マリノスなど(平成20年)、多くのチームが春の宮崎でシーズン開幕に備える。プロゴルフでは、ダンロップフェニックストーナメントとリコーカップという男女の最高峰の大会が、ともに宮崎市内で開催。リコーカップでは2005年に大山志保選手、2006年に横峯さくら選手と宮崎にゆかりの選手が優勝して、地元ファンを熱狂させてくれた。

プロスポーツのメッカ、宮崎

「レタス巻き」と
「釜揚げうどん」

アメリカなど海外の寿司人気を支えるのが、新しい発想でさまざまな具をはさむロール巻き。その原点ともいえるレタス巻きは、宮崎が発祥の地だ。形式にこだわらない柔軟な発想が、エビやレタス、マヨネーズを巻き寿司に使うという大きな飛躍を生んだ。

レタス巻き

一方、名店の多い釜揚げうどんは、昼食や飲み会の後に欠かせない。だしや麺に各店の工夫があり、食べ比べてみるのも楽しい。いずれも、土地にしっかりと根づいた宮崎の代表料理のひとつだ。

釜揚げうどん