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掲載開始日:2023年5月1日更新日:2023年5月1日

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令和4年9月15日開催の宮崎県公安委員会会議録

開催日時

令和4年9月15日(木曜)13時00分~16時30分

出席者

公安委員会

島津久友委員長、江藤利彦委員、山下恵子委員

警察本部

警察本部長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長

第1.議事の概要

1.議題

地方警察職員の懲戒に関する条例の一部を改正する条例の制定について

首席監察官から

  • 条例改正の趣旨、条例の改正点、施行日

について報告があった。

また、警務部長から定年引上げに伴う条例改正について、知事部局が一括改正する条例及び県警単独で改正が必要な条例について補足説明がなされた。

2.報告

「旧統一教会」問題に伴う相談集中強化期間について

生活安全部長から

  • 経緯、相談集中強化期間の概要、警察の対応

について報告があった。

委員が、「相談対応の流れについて詳細に伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から、「東京都内に開設された専用相談電話に相談すると、相談内容に応じた関係機関が案内される。警察の対応が適当と認められる相談については、関係都道府県警察の相談総合窓口が案内される。」旨の説明を受けた。
委員が、「相談の対象となる内容はどのようなものなのか伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から、「金銭的被害や身体的被害、献金による生活苦に関することなど被害者救済を目的とした相談が対象となっている。」旨の説明を受けた。
委員が、「他の新興宗教についての対応を伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から、「今回の月間の対象は『旧統一教会』に限定されている。他の新興宗教を含め警察に対する相談については、警察安全相談で幅広く相談を受理しており、違法・悪質な行為があれば適切に対処している。」旨の説明を受けた。

宮崎県との連携協定締結式について

生活安全部長から

  • 宮崎県企業・警察サイバーセキュリティ連携協議会、締結式、県と連携協定を結ぶことによる効果

について報告があった。

委員が、「意識の乏しい企業もあると思うので、このような取組を発信してサイバーセキュリティに対する企業の理解を深めていただきたい。」旨発言した。

令和4年秋の全国交通安全運動の実施について

交通部長から

  • 運動の期間、主催、運動の重点、主な行事予定

について報告があった。

委員が、「横断歩道での停止率が高い長野県では、子どもの頃から交通安全教育を徹底して行なっており、この取組が大人となりドライバーとなった時に良い影響を与えているようである。自転車のマナーも同じで小さい時から地道にやっていく必要があると思う。引き続き学校関係者と連携をして自転車マナーの向上を図ってもらいたい。」旨発言した。

全国警察本部長会議(臨時)の結果について

警備部長から

  • 開催日時及び場所、会議内容、安倍元総理大臣に係る警護の検証結果を受けての開催であること

について報告があった。

委員が、「やはり油断があったのではないか。緩みがあったのではないかと思う。日本の治安は本当に大丈夫なのかと世界から見られている事件だと思う。今後、しっかりとした対策をとってもらいたい。」旨発言した。
委員が、「日本が余りに安全過ぎて、それに慣れてしまい当たり前になっていた感は否めない。何があってもおかしくないという視点で取り組んでいただきたい。」旨発言した。

初任科卒業式の実施について

警察学校長から

  • 実施日時・場所、卒業生、参列者、式次第、服装、その他

について報告があった。
委員が、「本日午前中に学生との意見交換会があったが、彼らが警察官として生き方や仕事の重さなどを感じながら成長をしていることがよくわかった。厳しい寮生活だったと思うが一生思い出に残る研修期間であったと思う。」旨発言した。
委員が、「短期間であったが、警察官として必要な知力、体力を身につけたものと思う。しっかり教育していただいたと思っている。」旨発言した。

その他

  1. 刑事部長から、特殊詐欺事件の人口10万人当たりの認知件数・被害額等について報告があった。
  2. 委員が、「最近の自動車盗難の手口は高度化しており、「リレーアタック」や「CANインベーダーアタック」といった手口を聞くことがあるが、1.県内では自動車の盗難は年間どのくらい起きているのか2.手口の割合3.盗難車が実際に発見される割合4.首都圏等では「ヤード」が盗難車を隠したりする場所として使われるケースがあると聞くが、宮崎県内の「ヤード」の有無および警察の関わり方の4点について伺いたい。」旨質問したところ、刑事部長から、「1.令和3年の自動車盗難の認知件数は、全国は5182件、県内は15件である。自動車盗難の認知のピークは平成15年で当時は全国で6万件を超えており、県内でも同年がピークで143件認知していた。2.また、全国ではキーなし割合が71パーセント程度あるのに対し、県内の場合は、ほとんどキーありであり令和3年は認知した15件の全てが無施錠で鍵をつけていたものである。3.令和3年中に発見された車両の割合は全国では全体の約26パーセント、県内では約33パーセントである。4.ヤードに関しては、県内で10か所程度を把握しているが、これらの場所から盗難車両を発見した事例はない。外からは見えず実態が把握しにくいので行政と連携した立入を今後も行いながら把握していく。」旨の説明を受けた。
  3. 本部長から、「交通を始め情報発信、丁寧に説明していくことの大切さは改めて認識し積極的に発信していくことが大切だということを部長等に指示したところである。先般、うそ電話詐欺の特集がテレビであり、実際の騙しの電話音声が出ており、「初めて騙しの音声を聞いたが、こういったものを聴くと印象が違う。」との指摘があった。いろいろな手段を使って、実情を県民に知っていただき、うそ電話詐欺もサイバー空間にどんどん移行しているのでそういうこともMICSの締結を含めてやっていきたい。また、台風14号が近づいてきており、予報円が絞られてきているが接近した際には台風対策をしっかりととっていきたい。最後に、全国本部長会議を踏まえて警護については、全県警体制でしっかりとやっていきたい。選挙警護は数多くあり慣れきってしまっていたというのが最大の反省だと思っている。選挙だけではなく通常警護というのも一からしっかりと見直して行きたい。その意識を警察署にも伝えた上で、万全の警備計画を警備部中心で作った上で、生活安全部、交通部の強力を得て万全な警護を行なっていきたい。」旨の発言があった。

第2.意見の聴取・聴聞

交通部参事官から、運転免許の行政処分に関し、被処分者の出欠状況、点数制度に基づく基本量定、意見の聴取結果等の報告があり、公安委員合意でそれぞれの処分を決定した。

第3.決裁

地方警察職員の懲戒に関する条例の一部を改正する条例の制定について(監察課)

第4.テーマ報告

警察学校の授業視察及び学生との意見交換を実施した。

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〒880-8509 宮崎県宮崎市旭1の8の28