綾照葉樹林マラソン

綾町／10月30日
屋久島と並んで日本一といわれる照葉樹林のコースを駆け抜ける綾照葉樹林マラソン。第19回を迎えた今年は、10月30日?@、綾町の自然休養村公園をメイン会場に開催されます。昨年は５２９２人もの参加があったこの大会の種目はハーフ、10・、５・、親子ペアの4種類。それぞれの体力に合わせて、渓谷の景色を眺めながらジョギング気分でゆったりと走れるのが魅力です。

当日はお茶や航空券などが当たる抽選会も開催。近くには温泉や高さ１４０ｍ、長さ２５０ｍの照葉大吊り橋など見どころも多く、レース観戦がてらに出かけてみるのも楽しそうです。秋を迎えた自然いっぱいの綾の森で、気持ちのいい休日を味わってみてください。

【問い合わせ】
綾町企画財政課／０９８５-７７-２９４８

山之口弥五郎どん祭り

山之口町／11月3日
伝説の巨人・弥五郎どんがのっしのっしと練り歩く山之口弥五郎どん祭り。弥五郎どんは、宮崎県南部から鹿児島県大隈地方にかけて伝わる民話の主人公で、「山に腰かけ、海で顔を洗う」ほどの大男。いたずらやとんちが好きで、人々と仲良く暮らしたとされています。

一説によると、弥五郎どんは隼人の乱（７２０年）で鎮圧された隼人族の首長。朝廷が乱で死んだ人々の霊を慰めるために、首長の大きな像を作らせたのが原型になったといわれ、山之口町のほかにも、日南市の田之上八幡神社、鹿児島県曽於市（旧大隅町）の岩川八幡神社で、弥五郎どんが伝承されています。

会場となる的野正八幡宮の近くには、弥五郎どんにまつわる資料を収めた「弥五郎どんの館」があり、像などの常設展示も。祭り当日は、棒踊りや相撲踊りなどの郷土芸能も奉納されます。

【問い合わせ】
山之口町教育委員会／０９８６-５７-３１１１

西都古墳まつり

西都市／11月５日（土）・６日（日）
西都古墳まつりは、大小３００あまりの古墳が集まる西都原古墳群周辺を会場に開催される「炎と古代の祭り」。室町時代に始まった三宅神社の山陵祭から、市民祭りとして発展してきたものですが、さらに原型をたどると室町時代にまでさかのぼるのだとか。

祭典の始まりは、古代衣装に身をつつんだ約１０００人の人々が松明を手に練り歩く松明行列。夕闇の中、古式にのっとって都萬神社で灯された火を移した１０００本もの松明が、都萬神社からメイン会場の御陵墓前に到着至る「記・紀の道」をたどります。そして天孫ニニギノミコトと、妻のコノハナノサクヤヒメにまつわる神話を再現した「炎の祭典」へ。笛、オカリナ、太鼓、五弦琴などによる荘厳な音楽と炎の中で繰り広げられる古代色ゆたかなお祭りです。

【問い合わせ】
西都市観光協会／０９８３-４１-１５５７

高千穂の夜神楽

高千穂町／11月下旬〜２月上旬
年に一度、神様が里に降りてきて人々と一夜を過ごす祝祭、神楽。神話の里・高千穂町では、各集落の氏神様のお祭りとして、町内約20個所で夜を徹して神楽が奉納されます。時に荘厳で時に楽しい三十三番が、夕方から翌朝まで夜を徹して舞い継がれてきました。

高千穂の夜神楽で最も人気がある舞は岩戸3番といわれる、タヂカラオノミコトやアメノウズメノミコトが登場する「岩戸開き」を表現した神楽です。夜が
開ける頃、岩戸が開いて世に光が戻るという神話が展開され、感動的です。

多くの観光客が訪れる高千穂の夜神楽ですが、神楽は見せるための芸能ではなくあくまでも神事。また、徹夜になりますので、初めて見学される方は、持ち物や心得などを問い合わせてみてください。高千穂神社では、夜神楽のダイジェスト版としての観光神楽も、毎晩催されています。

【問い合わせ】
高千穂町商工観光課／０９８２-７３-１２１２