宮崎県グラフ誌「Jaja」じゃじゃ

 

Jajaバックナンバー

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【スキューバダイビング】

それぞれの海の魅力。 二つの国定公園エリア。

陸上と同じように、海の中にも地域ごとの風景がある。
南郷エリアと延岡エリアに代表される宮崎の海は、
豊かな多様性に富んでいる。

澄んだ海に潜り、浮遊感を味わいながらさまざまな生き物に出会う。陸以上に地域ごとの個性があるという海中の魅力を楽しむダイビングは、海の中を感じる旅なのかもしれない。それぞれに個性が際だつ二つのエリアのダイビング。宮崎の海中の魅力を水中カメラマン新地昭彦さんの写真でご紹介しよう。

スキューバダイビング・南郷エリア(ウデフリツノザヤウミウシ)

宮崎のダイビングポイントは、延岡市周辺の日豊海岸国定公園と、日南市南郷周辺の日南海岸国定公園という二つの国定公園エリアに集中している。
南郷エリアは黒潮の影響で年間を通して海水温が高く、他の地域がシーズンオフになりがちな冬場にも潜水ができる上、冬はふだんにも増して透明度が上がる日が多い。
ウミウシやハゼ類をはじめ、熱帯系の生き物も多く、豊かな生物相を楽しめるのも特徴だ。

スキューバダイビング・延岡エリア
日本最大のテーブルサンゴで知られる延岡エリアは、ちょうど亜熱帯と温帯が同居しているような生物相となっており、リアス式海岸が連続する地形のため、水中洞窟など変化に富んだ景観を楽しむことができる。

宮崎のスキューバダイビング

新地昭彦(Shinchi Akihiko)
宮崎市在住。2007年マリンダイビング誌「地球の海フォトコンテスト」入選など受賞歴多数。宮崎日日新聞に「宮崎 海のいきもの図鑑」連載中。

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