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掲載開始日:2024年4月18日更新日:2024年4月18日

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令和6年2月1日開催の宮崎県公安委員会会議録

開催日時

令和6年2月1日(木曜)14時05分~15時15分

出席者

公安委員会

江藤利彦委員長、島津久友委員、山下恵子委員

警察本部

警察本部長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長

第1.議事の概要

1.議題

福島県公安委員会からの援助の要求について

警備部長から

  • 援助を要求する公安委員会、援助を必要とする理由、人員・期間及び活動区域

について報告があった。
委員が、「正月以来、派遣が続いている中で大変な御苦労があると思う。是非頑張っていただきたい。」旨発言した。

2.報告

(1)令和5年中における被疑者取調べ監督の実施状況について

警務部長から

  • 被疑者取調べ監督の実施状況、適正な被疑者取調べのための取組状況、警察庁による実地点検の受検

について報告があった。

委員が、「取調べを担当する職員は、かなりストレスがたまるのではないかと思う。表彰等を引き続き実施し、頑張っていただきたい。」旨発言した。
委員が、「取調べに関する苦情の対応状況について伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から「苦情申出を受けた場合は、全件調査を行うが、令和5年中は監督対象行為に該当するものはなかった。」旨の説明を受けた。委員が、「しっかりやっていただいている。」旨発言した。

(2)みなす管内居住者の本格運用について

警務部長から

  • 試行運用の実施・結果、本格運用の実施、本格運用開始日

について報告があった。
委員が、「勤務時間の変更等も含め、柔軟に対応していただきありがたいと思う。この制度が運用されることとなった経緯について伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から「もともと、『警察官は管轄内に居住する』という全体的な規定しかなかったが、令和2年から、より柔軟に対応できるよう見直しを行なった。さらに、居住地から勤務署まで近距離であるにもかかわらず、勤務署の管轄内に居住しなければならない職員がいる状況が見受けられたため、令和4年から、より実情に合わせて『みなす管内居住者』を試行運用し、その結果を踏まえて、今回、制度化し、本格運用することとなった。」旨の説明を受けた。
委員が、「ワークライフバランスの観点からも良い制度である。」旨発言した。

(3)令和5年中におけるストーカー事案及び配偶者からの暴力事案の対応状況等について

生活安全部長から

  • ストーカー事案の相談件数・対応状況、配偶者からの暴力事案の相談件数・対応状況、対策

について報告があった。

委員が、「本県は、ストーカー事案、DV事案ともに積極的に対応していただいている。今後とも是非力を入れてやっていただきたい。」旨発言した。委員が、「ストーカー事案の報告等を聞くと、大変な仕事をされていると思う。DV事案に関しては、潜在化しがちな中、相談しやすい形を作り上げていただいたおかげで、大きな事件に至らずに済んでいると思われる。今後も、人身安全関連事案について力を発揮していただきたい。」旨発言した。
委員が、「高齢者虐待についての報道を見たが、ストーカー事案やDV事案と高齢者との関連について伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から「高齢者同士の事案や、高齢者が当事者となる事案も発生している。」旨説明を受けた。

(4)都城市郡元町における住居侵入、窃盗、殺人未遂事件の検挙について

刑事部長から

  • 検挙月日・場所、検挙課署、被疑者、被害者、事件の概要、適用法条

について報告があった。

委員が、「大変な捜査をして逮捕していただき、ありがとうございました。」旨発言した。
委員が、「犯人逮捕により、住民の不安を解消していただいた。被害者支援についても、しっかり取り組んでいただいており安心した。今後ともよろしくお願いする。」旨発言した。

(5)自動車保険金詐欺事件の検挙について

交通部長から

  • 検挙月日・場所、検挙課署、被疑者、被害者、捜査の端緒、事件の概要、適用法条

について報告があった。
委員が、「引き続き捜査を尽くしていただきたい。」旨発言した。
委員が、「このような事件は表面化しにくいと思われる。」旨発言し、交通部長から「平素から、保険会社と定期的に情報交換を実施し、協力関係を構築している。」旨の説明を受けた。

(6)その他

  1. 委員が、トピックスとして「県内の高校生が情報モラル紙芝居を作成し、県警から表彰されたことについて報じられていたが、この取組の経緯等について伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から、紙芝居作成の経緯、今後の取組等について説明を受けた。
    委員が、「すばらしい取組である。高校生という若い人たちが紙芝居を作ったということに大きな意味があり、情報モラルに関する意識も向上すると思われる。高校側も、地域社会とのつながりを持つという点で、県警との連携はメリットがあり、社会にも還元できることであったと思う。」旨発言した。
  2. 本部長から、「都城の事件については、捜査員を集中投入して捜査した結果、比較的早期の段階で被疑者を検挙することができた。今後とも、住民が不安を感じるような凶悪事件が発生した場合には、同様の対応をして被疑者の早期検挙を図っていきたい。」旨の発言があった。

第2.決裁

  1. 刑事訴訟法第189条第1項及び第199条第2項の規定に基づく司法警察員等の指定に関する規則の一部改正について(警務課)
  2. 宮崎県公安委員会事務専決規定の一部改正について(警務課)
  3. 令和5年中における特定秘密の適正評価の実施状況について(警務課)
  4. 運転免許の事後取消処分について(運転免許課)
  5. 令和5年中の特定秘密に関する保護措置の実施状況について(警備第一課)
  6. 福島県公安委員会からの援助の要求について(警備第二課)

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