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掲載開始日:2023年7月14日更新日:2023年7月14日

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令和5年5月18日開催の宮崎県公安委員会会議録

開催日時

令和5年5月18日(木曜)14時00分~15時33分

出席者

公安委員会

島津久友委員長、江藤利彦委員、山下恵子委員

警察本部

警察本部長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長

第1.議事の概要

1.警察署の活動状況報告

えびの警察署長から、警察署の活動状況について、

  • 交通事故発生状況、歩行者の交通事故抑止対策(手上げ横断の励行、通学路対策)

等について報告があった。
委員が、「子供を大事にして、小学校との連携をとっているすばらしい取組である。スムーズ横断歩道については、実証実験がなされ、通過車両の速度が低減したという結果が実証されている。何より、子供たちを大事に育てているということがありがたい。」旨発言した。
委員が、「手上げ横断歩道モデル校、けんちゃんのアサガオなど、市民が盛り上がるすばらしい工夫をされていると感じた。」旨発言したところ、えびの署長から「子供たちを事故に遭わせない、守りたいという思いで取組を行っている。」旨の説明があった。
委員が、「えびの市では、地域的に子供を守らなければいけないという気運が高くなっているのだと思う。スムーズ横断歩道などの取組を今後もよろしくお願いする。」旨発言した。
本部長から、「スムーズ横断歩道については、候補になるような場所を各署で把握し、関係機関に情報提供するという取組もよいのではないかと思う。」旨の発言があった。

2.議題

警察署協議会委員の委嘱について

警務部長から

  • 委嘱の必要性、委嘱手続、警察署長の推薦状況、人選上の配意事項、根拠法令

について報告があった。
委員が、「大学生が昨年よりも多く推薦されており、意識向上につながると思う。警察署協議会会長連絡会議のときにいつも思うことは、皆さんとても地域のことを愛してくださっていて、地域のためにいろんな活動をしたいなどの意見を出していただいている。女性の委員数が半数近くということであるが、各種の委員会などで、女性の人数が5割近いというのはめったにないことから、積極的に女性が関わっていただいているというのはありがたい。人選の段階で、女性の数が半数になるように選定しているのか伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から「県の男女共同参画プランにおいて、県の審議会委員に占める女性の割合の目標を50%に掲げていることから、可能な限り50%に近付けるようにしている。」旨の説明を受けた。
委員が、「女性の委員割合を増やしていただき、力強いと感じる。警察署協議会においても、地元に密着した問題提起をされており、こういうことも考慮していただけるといいと考える。」旨発言した。
委員が、「警察署協議会の定数は、市町村の人口などを考慮して定めているのか伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から「条例では、協議会委員は15人以内と定められており、更に、通達により人口等を勘案して定数が定められている。」旨の説明を受けた。

宮崎県公安委員会が委嘱した地域交通安全活動推進委員に対する表彰(感謝状)の推薦について

警務部長から、

  • 表彰の根拠、表彰の種類、被表彰者の要件(功労)、被表彰者

について報告があった。
委員が、「交通安全教育活動や訪問活動など専門性が必要な活動をされているが、警察OBの方が多いのか伺いたい。」旨質問したところ、交通部長から「委員には、警察OBのほか地区の交通安全協会の委員をされている方も多く、また、自治体から委嘱されている交通指導員をされている方も多い。委員の方は交通安全教育指針や交通教本などに基づいて正しいルールを勉強されている。」旨の説明を受けた。
委員が、「通学時間帯によく活動していただき、長年活動されている方が、地域を支えていただいていると思いながら聞かせていただいた。」旨発言した。
委員が、「委員の方々には、本当に長い間頑張っていただいて何よりである。」旨発言した。

3.報告

「110番映像通報システム」の運用状況について

生活安全部長から

  • システムの概要、受信状況、効果について報告があった

委員が、「急を要する場合や、気が動転している方は映像送信の操作が難しいのではないかと思うが、通報された方とはスムーズにやりとりできているのか伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から「映像等の送信を依頼したが、スマートフォン等の電波の受信状況などで受信できなかった事例もある。」旨の説明を受けた。
委員が、「映像送信が一般的な利用の仕方になってきたと思う。」旨発言した。

特殊詐欺(オレオレ詐欺)事件の検挙について

刑事部長から

  • 検挙月日・場所、検挙署、被疑者、被害者、事件の概要、適用法条

について報告があった。
委員が、「被害防止のためには、『通話内容を録音しています』というガイダンス機能のついた電話機の普及を進めることや、かかってきた電話を録音するとか、基本的に留守電にしておいて、かかってきた電話には出ないようにすることなどについて、啓発していくしかないと思う。」旨発言した。

運転技能検査の実施状況について

交通部長から

  • 運転技能検査の概要、受検対象者、検査内容及び合格基準、実施場所、本県の受検者数と合格率

について報告があった。

県下警察署等の指導者を対象とした災害警備訓練の実施結果について

警備部長から

  • 訓練目的、訓練日時、訓練場所、訓練指導員、訓練員、訓練内容、訓練実施状況

について報告があった。
委員が、「実際に機材を使ってみないと、いざ本番となったときに使えないということを想定して訓練するのは大事だと教えていただいた。」旨発言した。
委員が、「指導する側が、最新の機材について習熟していないと伝わるものも伝わらないので、訓練はいいことである。また、特別派遣している中、そしてこれから雨の時期でもあり、タイミングのいい訓練だと思う。」旨発言した。

その他

本部長から、「先日、本県から特別派遣された部隊に対し、士気高く警戒をするよう激励をした。本日から首脳会談が始まるが、県内でもテロ等が懸念されることから、対策をしっかりやっていきたい。」旨の発言があった。
委員が、「広島サミットが本番ということで、本県からの特別派遣部隊には本当に頑張っていただきたいと思う。また、留守を預かる本県の職員、警察署の皆さんも苦労があるかと思うが、しばらくの期間、協力して頑張っていただければと思う。」旨発言した。

第2.意見の聴取・聴聞

運転免許課長から、運転免許の行政処分に関し、被処分者の出欠状況、点数制度に基づく基本量定、意見の聴取・聴聞結果等の報告があり、公安委員合意でそれぞれの処分を決定した。

第3.交通規制の意思決定

交通規制課長から、信号機の新設及び一般交通規制(新規、変更、解除)について公安委員会意思決定伺いがあり、公安委員合意でそれぞれ意思決定がなされた。

第4.決裁

1.警察署協議会委員の委嘱について(総務課)

2.宮崎県公安委員会が委嘱した地域交通安全活動推進委員に対する表彰(感謝状)の推薦について(総務課)

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宮崎県公安委員会  

〒880-8509 宮崎県宮崎市旭1の8の28