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掲載開始日:2023年12月29日更新日:2023年12月29日

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令和5年10月19日開催の宮崎県公安委員会会議録

開催日時

令和5年10月19日(木曜)14時00分~15時40分

出席者

公安委員会

江藤利彦委員長、島津久友委員、山下恵子委員

警察本部

警察本部長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長

第1.議事の概要

1.報告

(1)9月定例会の開催結果について

警務部長から

  • 開催日程、質問状況、提出議案等、採決結果等

について報告があった。
委員が、「議員の方々が、多岐にわたっていろいろなものに関心を持たれていることを改めて感じた。自転車乗車時のヘルメット着用や青少年の非行問題など、教育委員会との意見交換会で取り上げるテーマについては、また確認させていただくこともあると思うがよろしくお願いする。」旨発言した。
委員が、「乙房インターチェンジ付近の渋滞緩和策について、どのような状況なのか伺いたい。」旨質問したところ、交通部長から「都城志布志道路が開通した影響で、乙房インターチェンジから下りた先の道路が渋滞するということであり、渋滞緩和策をとっているところである。」旨の説明を受けた。
委員が、「電動キックボードや自転車のヘルメットなどの交通問題は、特に議員の方々の関心が高いと感じた。」旨発言した。

(2)令和5年度宮崎県警察逮捕術大会の実施結果について

警務部長から

  • 実施日時、実施場所、出場選手、実施結果

について報告があった。
委員が、「個人戦の選手が団体戦に出場することはできないのか伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から「個人戦に出場した選手は、団体戦には出場できないことになっている。」旨の説明を受けた。

委員が、「逮捕術は、警察官の職務に一番実戦的に結びつく競技であると思う。各警察署とも実力伯仲であり、研さんを積んで実力を発揮できたのではないか。皆さん頑張っていただきありがとうございました。」旨発言した。

(3)令和5年度第2四半期における総合監察の実施結果等について

首席監察官から

  • 警察署に対する総合監察、九州管区警察局による監察

について報告があった。
委員が、「業務を適正に行なっている結果であると喜ばしく思う。今後、日程が合えば警察署の総合監察に一緒に伺いたい。他の業種の話であるが、不適切な事例が発生した場合、なぜこういうことが起きたのかということを知るためにある程度情報共有を行うという取組をしている。警察でも、幹部間で情報共有を行うといいのではないか。」旨発言したところ、首席監察官から「教養資料を配付したり、幹部が出席する会議等において、不適正事案の反省点や改善すべき点について情報共有を図り、再発防止に努めている。」旨の説明を受けた。
委員が、「非違事案防止対策研修会の実施はとても大事であると思った。『当たり前のことを当たり前にする』ということは重要であるが、年代によって何が当たり前なのかということについての認識が解離していると感じることがあるので、年代の幅に関係なく情報を共有して非違事案防止に努めていただきたい。」旨発言したところ、首席監察官から「基本原則をおろそかにしないということを徹底していく。」旨の説明を受けた。

(4)高齢者等に対する特殊詐欺対策について

生活安全部長から

  • 現状、主な対策

について報告があった。
委員が、「これまで不審なメールが来ることがあったが、不審メールの見分け方を教えていただき、周囲の人にも不審なメールは開かずに削除するということをお知らせした。訓練の体験をした人が、周囲に伝えていくことで浸透が早くなると思う。これまでにも、コンビニエンスストアの店員の方が被害を未然防止してくださっているが、電子マネー等を購入しようとしている人に対して一声かけることは更に効果的である。声かけをした上で110番通報することの協力要請や、コンビニエンスストアの適任者に対する特殊詐欺被害防止マイスターの指定はとてもいい方法である。」旨発言したところ、生活安全部長から「コンビニエンスストア対策については、本部長からも指示があり、今月から他県の取組を取り入れている。」旨の説明を受けた。
委員が、「どういうやり方で犯人がアプローチしてくるのかという知識を得ることが大事であるので、会合などで情報を広めていただきたい。」旨発言した。
委員が、「65歳未満の被害が半数近くあることについて伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から「65歳未満では、架空料金請求詐欺の被害が多くなっており、スマートフォンに送られてきたショートメッセージのURLを開いたり、ショートメッセージに書かれている電話番号に電話をかけたりしてだまされるという被害である。」旨の説明を受けた。
委員が、「コンビニエンスストアや地域住民としっかり連携して防犯意識を高めていただきたい。」旨発言した。

(5)窃盗事件の検挙について

刑事部長から

  • 検挙月日・場所、検挙署、被疑者、被害者、事件の概要、適用法条

について報告があった。
委員が、「しっかり捜査して捕まえていただいた。地道に取り組んだ成果だと思う。本当にありがとうございました。」旨発言した。

(6)小林市所在の病院施設内における殺人事件の検挙について

刑事部長から

  • 検挙月日・場所、検挙課署、被疑者、被害者、事件の概要、適用法条

について報告があった。

(7)第53回全国白バイ安全運転競技大会出場結果について

交通部長から

  • 実施日、実施場所、競技日程・種目、グループ分け及び人数、表彰、結果

について報告があった。
委員が、「個人の入賞はすばらしいことである。おめでとうございます。」旨発言した。

(8)日米共同訓練(レゾリュート・ドラゴン23)に伴う警察措置について

警備部長から

  • 宮崎県内における日米共同訓練、警備体制

について報告があった。
委員が、「万が一に備え、気を引き締めて警備をお願いしたい。」旨発言した。

(9)その他

  1. 委員が、トピックスとして「先日、2者間ファクタリングについて報じられていたが、違法性や犯罪の可能性があるのか伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から、2者間ファクタリングの概要、違法性等について説明を受けた。委員が、「今後もなるべくアンテナを高くして情報収集していただきたい。」旨発言した。
  2. 本部長から、「着任時の記者会見で、特殊詐欺対策に特に力を入れたいと申し上げた。各都道府県とも創意工夫しているが、本県の特殊詐欺対策を見る中で、高齢者がコンビニエンスストアで電子マネーを購入する事案に対する取組が不十分ではないかと感じたところである。高齢者が電子マネーを1万円以上購入しようとした場合、コンビニエンスストアからすぐ110番通報していただく取組について生活安全部長から報告があったが、従前は、電子マネーの購入目的を尋ねることだけをお願いしていた。購入目的が不審であっても、警察からそれ以上の対策をお願いしていなかったので、そこで被害防止対策が止まっていた可能性もある。特殊詐欺の被害に遭っている人は、だまされて錯誤に陥った状態でコンビニエンスストアに赴き様々なことをするので、錯誤に陥っていることを指摘してあげないと我に返ることができない。我に返っていない人に対して電子マネーの購入目的を尋ねたり、警察に行くように促したりしても効果が薄いと思うので、そこに警察官がいち早く臨場して『あなたはだまされている』とはっきり言ってあげることで、やっと我に返るのではないか。そういう思いもあり、110番通報することをコンビニエンスストアにお願いするようにした。特殊詐欺被害の態様は3種類あり、「ATMで現金を振り込んでしまう」「現金そのものをゆうパックで送ってしまう」「電子マネーを購入して、その電子マネーの番号を教えてしまう」であるが、その3つが全てコンビニエンスストアで起こりうるということである。コンビニエンスストア対策がとても重要と思われるので、店員の方々に対策の浸透が図られるよう御協力をいただきながら、これからも取り組んでいきたい。」旨の発言があった。

第2.意見の聴取・聴聞

運転免許課長から、運転免許の行政処分に関し、被処分者の出欠状況、点数制度に基づく基本量定、意見の聴取・聴聞結果等の報告があり、公安委員合意でそれぞれの処分を決定した。

第3.決裁

  1. 公安委員会に対する苦情受理について(総務課)
  2. 苦情申出に対する調査結果について(総務課)

お問い合わせ

宮崎県公安委員会  

〒880-8509 宮崎県宮崎市旭1の8の28