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掲載開始日:2023年12月1日更新日:2023年12月1日

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令和5年8月10日開催の宮崎県公安委員会会議録

開催日時

令和5年8月10日(木曜)14時00分~16時05分

出席者

公安委員会

江藤利彦委員長、山下恵子委員

警察本部

警察本部長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長

第1.議事の概要

1.報告

令和4年度留置施設に対する実地監査等の結果について

警務部長から

  • 実地監査結果、九州管区警察局による巡察結果、宮崎県留置施設視察委員会からの署長に対する主な意見と措置状況、その他の対策

について報告があった。
委員が、「非番勤務員は、本来護送に従事することができないのか伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から「非番は、前日からの勤務の終了後であり、疲労も出ることから、非番勤務員は基本的には護送業務につかないということが前提となっているが、署の体制面から非番勤務員を護送に従事させることが常態化していた。」旨の説明を受けた。
委員が、「風呂場とシャワーの改修について伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から「自殺防止のための改修を行なった。」旨の説明を受けた。
本部長から、「非番勤務員の護送従事については、巡察で的確な御指摘をいただいたことで、他の係から護送従事者を出す等の措置をとることにより、的確に対処なされるようになった。」旨の発言があった。

令和5年度第1四半期における監察の実施結果について

首席監察官から

  • 随時監察及び総合監察の結果、非違事案防止対策研修会により把握した業務改善等要望事項

について報告があった。
委員が、「支給貸与品について伺いたい。」旨質問したところ、首席監察官から「警察手帳や通行証などであり、紛失防止対策として定期的に目視点検を実施している。」旨の説明を受けた。
委員が、「地域警察官の勤務日誌について伺いたい。」旨質問したところ、首席監察官から「地域警察官が勤務状況を手書きで記載しているが、地域課において事務の効率化を検討している。」旨の説明があり、生活安全部長から「今後、システム化についても検討していく。」旨の説明を受けた。
委員が、「電子化の時代になってくるが、情報が漏れるのが懸念される。」旨の発言をしたところ、本部長から「県警のシステムはインターネットにつながっていないクローズのネットワークであり、情報漏えいのリスクは小さいと思われる。」旨の説明を受けた。
委員が、「車庫証明の申請要領教示を効率的にしていただいたのは、速やかな対応であると思った。すぐに改善していただきありがとうございました。」旨発言した。

令和5年上半期の犯罪防止対策推進状況について

生活安全部長から

  • 上半期における刑法犯認知件数の推移、令和5年の犯罪防止対策、本部重点犯罪等の認知件数、重点犯罪等の傾向、下半期に向けた主な取組

について報告があった。
委員が、「仕掛学を活用した自転車盗難防止対策について、先行事例はあったのか伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から「他県警で被害が大幅に低減された例があることから、関係通達や実施要領を学び、本県でも試行的に実施している。全警察署で実施してみて、どのような効果があるのか検証していく。」旨の説明を受けた。
委員が、「高齢者等に万引きをさせない取組について伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から「今後店舗と協力を結んでいく必要があるが、万引きをしたら見つかるということを視覚に訴えることで、防犯効果を図っていく。また、報道機関と連携し、テレビ等でも視覚的に注意喚起を行なっていきたい。」旨の説明を受けた。
委員が、「特殊詐欺について、最近よくテレビなどで被害防止の注意喚起を行なっているのを目にするので、周知が図られれば少しでも被害が減ってくると思う。ネット環境を使ったものなど、詐欺の手口を周知することで、だまされる人が減ってくると思われる。」旨発言した。

風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律違反(年少者雇用)事件等の検挙について

生活安全部長から

  • 検挙月日・場所、検挙課署、被疑者、事件の概要、適用法条・罰則等について報告があった。

委員が、「警察署協議会に出席した際、繁華街対策ということで客引きの話が出ていたが、すぐに対応していただいた。」旨発言した。

令和5年上半期の犯罪情勢について

刑事部長から

  • 刑法犯の認知・検挙状況、暴力団犯罪の検挙状況、薬物犯罪の検挙状況について報告があった。

委員が、「御苦労が多い中、結果を出していただきありがとうございました。」旨発言した。
委員が、「若者の薬物使用を阻止するための対策について伺いたい。」旨質問したところ、刑事部長から「学校においては、薬物乱用防止教室等を実施し、啓発を行なっているが、今後も薬物を使用しないという社会の気運を高めていく必要がある。」旨の説明を受けた。

飲酒運転根絶月間の取組結果について

交通部長から

  • 期間、目的、重点、飲酒事故発生状況、飲酒運転検挙状況、期間中の主なキャンペーン等

について報告があった。
委員が、「全国的に、飲酒運転が大きな事故につながったケースもあるので、しっかり取り締まっていただきたい。」「飲んだら乗らないということを徹底するため、キャンペーンでの啓発を継続していただきたい。」旨発言した。

台風6号接近に伴う警察措置について

警備部長から、

  • 台風6号接近に伴う警察措置

について口頭報告があった。
委員が、「様々な想定をして、準備をしていただいた。大事に至らず良かったと思う。」旨発言した。
委員が、「警察署協議会で、災害をテーマにしていた署があり、しっかり対策をとっていただいていた。協議会委員の方々からも、いろいろな角度で御意見をいただいた。」旨発言した。

令和5年上半期における情報通信部の取組について

情報通信部長から

  • 機動警察通信隊の活動、情報技術解析の実施、県警察職員に対する教養の実施

について報告があった。
委員が、「以前、映像伝送を見せていただいたが、有用な技術であると思った。いろいろな形で県警職員に教養を実施していただいており、今後も多くの方が理解を深めていけるといいと思う。」旨発言した。

その他

本部長から、「先般、宮崎市内で花火大会があり雑踏警備を実施したが、コロナの影響が落ち着いて4年ぶりに様々な行事が再開し、4年前よりも人が多く集まっている状況が見受けられる。各署において前例踏襲ではなく一から対策を見直して、生活安全部の指導の下しっかり取り組んで欲しいと私からもお願いしているところである。夏休みで人が多く集まってくるイベントもあると思うので、緊張感を持って取り組んでいきたい。」旨の発言があった。

第2.決裁

  1. 犯罪被害給付金支給裁定について(県民広報課)
  2. 公安委員会に対する苦情受理について(総務課)

お問い合わせ

宮崎県公安委員会  

〒880-8509 宮崎県宮崎市旭1の8の28