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掲載開始日:2023年5月26日更新日:2023年5月26日

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令和5年2月2日開催の宮崎県公安委員会会議録

開催日時

令和5年2月2日(木曜)12時40分~16時00分

出席者

公安委員会

島津久友委員長、江藤利彦委員、山下恵子委員

警察本部

警察本部長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長

第1.議事の概要

1.報告

2月定例会の日程及び提出議案等について

警務部長から

  • 定例会の日程、常任委員会の日程(予定)、提出議案及び常任委員会への報告事項

について報告があった。

令和5年度当初予算案の概要について

警務部長から

  • 令和5年度宮崎県一般会計当初予算案の概要、令和5年度警察費当初予算案の概要、新規・改善事業、枠外等により認められた主な事業

について報告があった。

委員が、「新規・改善事業の中の交番・駐在所のセキュリティ対策強化事業とはどのようなものか伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から、「未整備の施設の防犯カメラの整備や、これら防犯カメラ映像を警察署で確認できるようにネットワーク化する事業である。」旨の説明を受けた。

令和5年春の組織改編について

警務部長から

  • 令和5年春の現在員数、組織改編の主な内容

について報告があった。

委員が、「日向警察署に女性専用留置施設を新設するとのことであるが、このような専用施設は他県でも設置されているのか伺いたい。」旨質問したところ、本部長から、「警視庁や大阪府警など他県でも設置されている。女性看守勤務員が三交代制勤務をしながら女性被留置者の適正な処遇にあたっており、各種の事故防止を図っている。」旨の説明を受けた。
委員が、「日向警察署に新設する理由について伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から、「日向警察署は他の警察署と比較して新しく、留置施設の規模も十分であることなどが理由である。」旨の説明を受けた。
委員が、「本県でも女性被留置者に対するセクハラ等の行為があるのか伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から、「本県で女性被留置者に対する不適切事案の発生はないが、全国的に女性被留置者に対するわいせつ事案などが頻発しているので、女性被留置者の処遇改善のために、女性専用留置施設を新設するものである。」旨の説明を受けた。
委員が、「福岡県内でのストーカー絡みの殺人事件の発生など人身安全対策の必要性はますます高まっていると感じている。今回の組織改編では、人員が限られている中で、人身安全対策課や機動捜査隊、自動車警ら隊の新設など、より事案への即応体制を強化していただいたと思っている。」旨発言した。

未来創造プロジェクト「政策プレゼン」の実施について

警務部長から

  • 未来創造プロジェクト「政策プレゼン」の概要、目的、実施日時・場所、次第等

について報告があった。

委員が、「民間企業でもこのような施策を取り入れているようであり、よい取組であると思うが、どのようなことを考慮して実施者を人選したのか伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から、「勤務成績や人格識見、部門間に偏りがないように勤務経歴等を参考にしながら人選したものである。」旨の説明を受けた。
委員が、「課題などは実施者自ら設定したのか伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から、「上司から課題を与えたものではなく、実施者がグループ内で話し合い課題を決めたものである。」旨の説明を受けた。
委員が、「自ら考えて課題を設定したというプロセスがとても重要で、学ぶことが多かったと思う。当日を楽しみにしている。」旨発言した。

令和4年度第3四半期における監察の実施結果について

首席監察官から

  • 警察庁による監察、九州管区警察局による監察、警察本部による監察、監察の実施結果、警察本部の総合監察により把握した業務改善等要望事項

について説明があった。

委員が、「端末の増設など、総合監察で把握した業務改善等要望事項が新規事業につながっており、職員の要望等がしっかりと反映されていると感じる。」旨発言した。

外国人留学生に対する防犯講話等の実施について

生活安全部長から

  • 実施日、実施場所、参加者、講話内容、効果

について報告があった。

委員が、「今回は専門学校で実施されたようだが、大学でもぜひ実施していただきたい。」旨発言し、生活安全部長から、「今回の実施状況を各警察署と共有し、大学がある警察署では積極的に実施するように指示をした。」旨の説明を受けた。

取調べの録音・録画に係る取組について

刑事部長から

  • 取調べの録音・録画制度導入の背景、取調べの録音・録画制度の運用、取組状況、指導教養

について報告があった。

わいせつ目的誘拐事件の検挙について

刑事部長から

  • 検挙年月日、場所、検挙署、被疑者、被害者、事件の概要、適用法条

について報告があった。

令和4年中の交通事故情勢について

交通部長から

  • 発生推移、交通死亡事故の特徴、交通人身事故の特徴

について報告があった。
委員が、「本県の交通死亡事故の特徴から、高齢者層への対策や夜間の交通事故対策が重要であり、どうやって高齢者に伝えていくのかが大事だと思う。」旨発言した。

委員が、「高齢者から運転免許を取り上げるのはおかしい。できるだけ運転免許を取り上げないで運転させる方がよいという意見もある。」旨発言したところ、交通部長から、「高齢者から運転免許証を取り上げるというだけではなく、可能な限り運転を継続させるという施策のどちらも大事であると思っている。運転を継続させる中では、危ない高齢者はしっかりとチェックができ、運転免許証を返納させていく。また、歩行者に対して特に夜の反射材の着用を徹底させることなどをやっていく。特に当県では、自動車がないと生活できないという側面もあるので、両方の施策を実施していきたい。」旨説明を受けた。
委員が、「反射材を着用している人はほとんど見ないというのが現状であるので、ぜひ、反射材の着用を推進してもらいたい。」旨発言した。

その他

  1. 委員が、「大地震後の津波避難時に、園児が交通量の多い道路を横断して避難しなければならない場合、信号機が停止していることも考えられる。このような場合の横断マニュアル等はあるのか伺いたい。」旨質問したところ、交通部長から、「大地震発生後に信号機が滅灯している場合のマニュアルはないが、園児が避難の為、道路を横断する場合には、手で自動車を止めるよりも目立つ表示、例えば『止まれ』と記載された横断幕等を事前に準備しておくことや、電柱が倒れたりして道路を横断できないということも想定した訓練も必要ではないかと思う。また、運転者側には、運転免許証更新時に交通教本を配布しているが、その中には、大地震が発生した場合に道路の左側に停止させることや車を置いて避難する時の注意事項等が記載されている。」旨の説明を受けた。
  2. 本部長から、「1月31日に高千穂通りで行われたオリックスの優勝パレードでは主催者発表で3万人ということであった。また、2月に入りプロ野球やJリーグのキャンプ等で人の往来が盛んになっていると実感している。17日からは侍ジャパンの合宿があり多くの方が来られると思うので、雑踏事故のないように、関係者と連携してしっかりとした対応をやっていきたい。また、本日交通部長から説明のあった令和4年中の交通事故情勢で、交通事故発生件数は昨年と比較して減少する中で死亡者が32人、その内歩行者が14人で高齢者が10人であることから、高齢者を含めた歩行者全体の対策が必要である。特に反射材の普及はしっかりとやっていく。」旨の発言があった。

第2.意見の聴取・聴聞

運転免許課長から、運転免許の行政処分に関し、被処分者の出欠状況、点数制度に基づく基本量定、意見の聴取・聴聞結果等の報告があり、公安委員合意でそれぞれの処分を決定した。

第3.決裁

  1. 苦情申出に対する調査結果について(総務課)
  2. 犯罪被害給付金支給裁定について(県民広報課)
  3. 令和4年中の特定秘密の適正評価の実施状況について(警務課)
  4. 令和4年中の特定秘密に関する保護措置の実施状況について(警備第一課)

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宮崎県公安委員会  

〒880-8509 宮崎県宮崎市旭1の8の28