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掲載開始日:2023年6月19日更新日:2023年6月19日

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令和5年4月5日開催の宮崎県公安委員会会議録

開催日時

令和5年4月5日(水曜)14時00分~15時15分

出席者

公安委員会

島津久友委員長、江藤利彦委員、山下恵子委員

警察本部

警察本部長、警務部長、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警察学校長、情報通信部長、警備部参事官、総務課長

第1.議事の概要

1.議題

地方警察職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について

警務部長から

  • 改正の理由、改正の内容、施行期日等

について報告があった。
委員が、「警護対象者の警護について手当が引き上げられたのは、精神的緊張の度合いが大きくなったからであるのか伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から「安倍元首相の事件を受けて、警護に従事する警察官に求められる専門的技量や負担が大きくなったことから、手当が引き上げられたものである。」旨の説明を受けた。

2.報告

令和4年中の人身安全関連事案(ストーカー事案・配偶者からの暴力事案・児童虐待事案)の対応状況等について

生活安全部長から

  • ストーカー事案の対応状況等、配偶者からの暴力事案(DV事案)の対応状況等、児童虐待事案の対応状況等、対策

について報告があった。
委員が、「近年は核家族化が進み、祖父母との関わりが少なくなったことから、虐待がつい進んでしまうということが背景にあるのではないかと思うので、しっかりやっていただきたい。」旨発言した。
委員が、「DV事案が増加傾向にある原因について伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から「家庭内暴力に対する社会的関心が高まっているため、そのような申告が増えていると考えられる。また、携帯電話やスマートフォンが普及したことで、すぐに通報できるようになったことも相談件数の増加につながっていると思われる。」旨の説明を受けた。
委員が、「以前に比べたら、自治体や児童相談所との連携が進んでいると思う。児童虐待について通報しやすくなってきており、親がSOSを出せる環境も大事である。」旨発言した。
委員が、「ストーカー加害者の対策について伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から「ストーカー行為者に対する取組としては、検挙だけでなく、禁止命令等や警告を実施した後に加害者本人の同意を得て、医療機関でのカウンセリング等の受診を促すなどしていくことで、加害者自身の内面に働き掛け、更なる加害行為の防止につながっていくと思われる。」旨の説明を受けた。委員が、「本県はしっかり対応していただいている。引き続き情報収集に取り組んでいただきたい。」旨発言した。

窃盗事件の検挙について

刑事部長から

  • 検挙日時、場所、検挙課署、被疑者、被害者、事件の概要、適用法条

について報告があった。

大麻取締法違反(所持及び栽培)事件の検挙について

刑事部長から

  • 検挙月日、場所、検挙課署、被疑者、事件の概要、適用法条、押収大麻等の画像

について報告があった。

新入学(園)児の交通事故防止運動の実施について

交通部長から

  • 実施期間、主催、運動の重点、主要行事、通学路における全国一斉取締り

ついて報告があった。
委員が、「このような運動をしていただいて本当にありがたい。子供1人1人が事故に遭わず登下校して欲しい。ランドセルカバーの黄色い色は、とても目立つ色であり、周囲の人が1年生だと思って気をつけてくれるので、引き続きよろしくお願いしたい。」旨発言した。
委員が、「子供への交通安全教室は、どのように行うのか伺いたい。」旨質問したところ、交通部長から「警察官が交通指導員と共に実施しており、着ぐるみなどを着るなどして、子供の関心や興味を引くような形で実施している。」旨の説明を受けた。
委員から、「いいことをやっていただいている。保護者や地域住民の意識向上につながっていると思う。」旨の発言があった。
委員が、「新年度は、学校への通学など初めてのことが多い。中高生は自転車のヘルメット着用など、自転車のルールを覚えていくのが入口となり、その先につながると思うのでよろしくお願いしたい。」旨発言した。
交通部長から、「中学校や小学校において、自転車の安全利用についての交通教室を予定しており、また、13警察署全てにおいて自転車交通安全モデル校を指定し、ヘルメットの着用義務や自転車の交通ルールについて啓発を行う。」旨の説明を受けた。

災害警備部隊の対処能力向上のための講演会の実施結果について

警備部参事官から

  • 実施日時、実施場所、講師、演題、講演内容、聴講者、講演時の状況等について報告があった。

委員が、「前回、可変式訓練ユニットでの訓練について報告を受けたが、その訓練を受けた人たちが今回講演を聴いたのか伺いたい。」旨質問したところ、警備部参事官から「近畿管区での訓練に参加した職員から、更に識見を深めたい旨の感想があり、施設の建設に携わった方の災害対策に対する考え方を聞いた方がよいということで講演が実現した。」旨の説明を受けた。
委員が、「いつ宮崎で災害が起こるかわからないという危機感の中、このような経験が生かされると思う。『想定外を想定して』という説明があったが、想像以上のことが実際には起きており、どこまで想像力を膨らませるかという意味では、このような知見のある方からの話は本当によかったと思う。是非いろいろなことを想定し、万が一のことに備えていただきたい。」旨発言した。

その他

本部長から、「本日は、新年度最初の公安委員会であった。今月、統一地方選そしてG7農業大臣会合と行事等が続いていく。コロナの状況は落ち着いているものの、コロナだけではなく、この時期ノロウイルスなども注意していかなければならないということであるので、そういうことにも配心しながら、この2、3週間をしっかり乗り切っていきたいと考えている。」旨の発言があった。

第2.決裁

  1. 警察関係使用料及び手数料徴収条例の改正について(交通企画課)
  2. 宮崎県公安委員会の事務専決規定の一部改正について(交通企画課)
  3. 宮崎県高齢者、障がい者等の移動等の円滑化の促進に係る信号機に関する基準を定める条例の一部改正について(交通規制課)

お問い合わせ

宮崎県公安委員会  

〒880-8509 宮崎県宮崎市旭1の8の28